無意識に湧き上がる欲望

平均スコアが100前後のアベレージゴルファーに、『スコアを縮めたいか?』と聞くと必ずと言っていいほど『当たり前です』と答えが返ってきます。

しかしこのレベルのゴルファーは、まだスコアを縮めるというより、正確なショット、言い換えればナイスショットを毎回打ちたいと考えていることが多くあります。
誤解があるといけませんが、頭ではもっとスコアをよくしたいと思っているのです。

しかしいざコースへ挑んでいると、自然に目の前のショットを完璧に打ちたいという思いのほうが強くなってきます。

そして、いざ上がってみるとスコアが芳しくない。
次こそは絶対にもっとスコアを縮めてやる。
これの繰り返しに陥ります。

もちろん目の前のショットを完璧に打ちたいと思うのは大変良い事なのは説明するまでもありません。

しかし、目的は完璧なショットを繰り返すことではなく、スコアを縮めることです。
違った言い方をすれば、完璧なショットを打てなくても、スコアが縮まればいいはずです。
私自身、この考え方に行きついてから一気に70台でラウンド出来るようになりました。

ゴルフ上達への早道は、この矛盾を頭の中で早く取り去り、一気にスコアを縮めていける考え方を身につけることです。
いろいろな状況を想定して考えていきましょう。

考え方を変えて積極的に刻もう?

あるコースの3番ホールのティーグランドで考えます。

  1. 3番ホールのロケーションは右サイドは200yard以上飛ぶと右サイドはOBになっている。フェアウェイ、ラフも狭め
  2. 左サイドは深めの林になっていて、入ってしまったら一打で脱出するのは困難。
  3. 距離は360yardの短めのPar4
  4. どうやらグリーン周りは特に難しくなさそう

という状況です。

そして実際にプレーする人をA君とします。彼のスペックは

  1. ドライバーで大体いつも230yard飛ばせる
  2. 持ち球は軽いフェードボール。スライスボールもよく出る。しかしフック系のボールはほとんど出ない
  3. 100を切りたいと思ってラウンドしているが、いつももう少しで切ることが出来ない

このような状況でどう考えるでしょうか?

スコアを縮める気持ちとナイスショットを打ちたい気持ちの葛藤

100切りを目指すA君の場合はOBを可能な限り減らすのが、一番の目的になります。

そこで、200yardは絶対に飛ばないクラブでティーショットするのです。

ドライバーでは難しそうだから、3Woodや5Woodでティーショットするのを考えるかもしれません。

しかし、ここで考えるのは、絶対にOBしない事が最優先なのですから、自分が自信のあるクラブで、間違ってもOBエリアに行かないクラブを選択するべきです。

100前後のプレイヤーにとって3Woodや5Woodも決して簡単なクラブではないと思いますので、確実に打てると思うのならミドルアイアンぐらいまで落としてティーショットを考えるべきです。
大事なのはコースでのショットは最もやってはいけない事を最初に決めます。その優先順位が高いければ高いほど、確実にそれを避ける努力をするべきです。

このとき、OBを避けるというのが絶対的な優先事項何であれば、徹底的に避けます。左サイド目を狙って上手くいけば距離も出てラッキー。この考え方との戦いです。
この考え方ももちろん間違ってはいけませんが、自分の実力に見合った勝負をするべきです。冷静に自分の実力を分析できていれば、執るべき戦略が変わってきます。

ミドルアイアンで確実に残り200ヤードに運んでおいても、このコースはグリーン周りは特に問題がなさそうだったので、2打目でグリーンに乗ったらラッキーと考えて、ウッドで勝負すれば良いでしょうし、もしくは安全にもう一度ティーショットで使ったミドルアイアンで刻んでも良いでしょう。

ゴルフは消極的になってはいつまでも上達しません。

ここで考えるべきは、ミドルアイアンを使うのは消極的ではないと思う事です。積極的にミドルアイアンを使ったという事です。実践してみればわかると思いますが、初めにやる場合はかなり勇気が要ります。
ミドルアイアンに不安があるから勇気がいるわけではなく、みんなと違う、いつもと違う選択をすることに勇気がいるわけです。自分の実力以上を求めて挑戦するのは勇気ではなく、無謀です。

このようにしてラウンド中、」常に、今何をするのを一番に避けるべきなのか?これを考え、積極的にそれを避ける努力をするべきです。そして結果、それを避ける事が出来れば成功と考えましょう。

そうすれば自然と目標スコアもクリアできます。

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